「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」に行ってきた件

著者:パフォーマ

「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」に行ってきた件

前から一度観てみたかった「浮世絵」。

原宿の太田記念美術館で企画展がやっていたので行ってきました。

休日の表参道の人の多さ!久しぶりに歩いてびっくり。みんなどこへ行くのやら。。

大通りから一本なかに入った所にある太田記念美術館。

大通りの人ごみが嘘のように静かで落ち着く場所にありました。では、さっそく行ってみよう!

「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」とは?

原宿にある太田記念美術館で開催してる企画展。

江戸時代のベストセラーである「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」などの作者として、現在でも高い人気を誇っている曲亭(滝沢)馬琴の生誕250 年を記念して開催された展覧会。

馬琴の執筆した「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」は、歌舞伎や浄瑠璃として上演されたり、浮世絵として絵画化されたりしました。

本展では、昨今人気の高まる歌川国芳と歌川国貞の二人を中心とした絵師たちによる、馬琴の小説を題材とした浮世絵約80 点が展示されています。

さて、みなさまは「南総里見八犬伝」をご存知でしょうか。

恥ずかしながら、私はその作品名こそ知っていたものの、内容までは深く知りませんでした。

「南総里見八犬伝」とは?

「南総里見八犬伝」とは、曲亭(滝沢)馬琴が28 年の歳月をかけて書き継がれた、全98 巻106冊にも及ぶ長編小説です。

室町時代を舞台に、仁・義・礼・智・忠・信・考・悌の霊玉を持つ8人の犬士が、里見家の危難を救う冒険ストーリー。(超ざっくりです)

江戸時代屈指のロングセラーで、現代でも、歌舞伎や演劇として上演されたり、映画や漫画など幅広く受け継がれています。

現代の大ヒット作、玉を集めるあの漫画の元ネタになっているとか。。

全巻読破するのはとてもできなそうなので、、いつか歌舞伎など観てみたいものです。

見どころは「国芳vs 国貞」人気絵師の対決

絶大な人気を博した二人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の対決。

二人は兄弟弟子でライバルである。

その作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図で、国貞は粋な美人画や繊細な表現で一世を風靡しました。

そんな二人が「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」を題材とした浮世絵版画を数多く描いています。

同じ場面を、二人の絵師がどう表現するのか。

線の描き方、人物の表情の描き方、構図のとり方など、それぞれの個性の違いを比べながら作品を観れるところが面白かったです。

歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」

特に印象に残った作品をご紹介。

こちらの作品は、今回の企画展の目玉の一つ。迫力満点です。

「椿説弓張月」の場面で、嵐に巻き込まれた源為朝父子とその仲間たちを、ワニザメと烏天狗が救出に訪れるシーンを描いたもの。

3枚からなるこちらの作品は、横いっぱいに広がるワニザメとうねる大波により躍動感あふれる作品となっています。

浮世絵というひとつひとつはけして大きくない作品の中で、これだけダイナミックに描ける、技術や表現力、想像力は本当にすごいの一言。

こちらの作品で面白いのは、世の中に実在しない、烏天狗にあえて色を描いていないところ。

波の白や人物の肌の色とは違う色を付けて、線で存在感をだす工夫をしている、その表現力が面白く見どころの一つとなっています。

月岡芳年「芳流閣両雄動」

こちらの作品は、構図が面白い。

「南総里見八犬伝」の場面で、犬塚信乃と犬飼見八、二人の八犬士が芳流閣の屋根の上で決闘する名場面を描いたもの。

上下2枚にわたる縦長の画面に鋭角な三角形の屋根。屋根の上の信乃を小さく描き、下の見八を大きく描く、遠近法をきかせた迫力ある構図が面白い。

また、その色彩も美しく、建物の壁が真っ赤に描かれているのにも目を奪われます。

二人の決闘の緊張感をより引き立てていて、時間を忘れて見入ってしまいます。

このほかにも、歌舞伎の役者絵の展示や、浮世絵のできるまでを学習できる展示があり、とても充実した企画展でした。

浮世絵初体験の私でしたが、物語を題材にした展示だったので、その色彩の豊かさや迫力ある決闘シーンなど純粋に楽しむことができました。

太田記念美術館は決して大きい美術館ではありませんが、マイペースに鑑賞できるとても居心地のよい美術館でおススメです。

みなさまも。ぜひ!

太田記念美術館

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