東京オートサロンで見た懐かしの…

いささか旧聞に属する話ですが、東京オートサロン2017に行ってまいりました。

実際に幕張メッセに行かれた方、雑誌やWEBなどでご覧になった方も多くいらっしゃるかと思います。

小職はここ数年、毎年足を運んでいるのですが、今年のショーで多く見られた懐かしのアイテムがありました。

それは「オーバーフェンダー」。

1970年代〜80年代にかけ、カスタム業界で大流行したアレです。

東京オートサロン2

ヤングオート、Autoマキシマムチューニングカー、ホリデーオート(Oh!My 街道レーサー)…。

昔の自動車雑誌の誌面を、多数のカスタムカーがにぎわせておりました。

40歳代以上で、昔「ヤンチャ」をしていた覚えのある方は、目頭に熱いものがこみ上げてくるのではないでしょうか?

その発祥は当時の4輪レース「富士グランチャンピオンレース(グラチャン)」からであると思われます。

市販車でもトヨタ カローラレビンや日産 フェアレディZなどのスポーツモデルに標準装備されていました。

ところが折からのヤンキーブームもあり、いわゆる“族車”の括りで世間(=警察)から白い目で見られることも少なくありませんでした。

ちなみに白い目で見られたのは大半が違法改造だったから。

車検の際に構造変更を申請すれば、合法的に公道を走行することもできます。

ともあれ90年代に入る頃には人知れず淘汰され、ほぼ絶滅危惧種状態となりました。

それから30年、まさかの大復活です!

東京オートサロン3
東京オートサロン4

大復活のきっかけは数年前、愛知県にあるリバティ・ウォークというカスタムパーツショップが、フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニなどのスーパーカーをカスタマイズしたことにあるようです。

高額車のボディを惜しげもなくカットして、オーバーフェンダーをビス打ちで止めるので非常に勇気の要るカスタムではあります。

東京オートサロン4
東京オートサロン5

それがアメリカのクルマ好きのセレブの目に留まり、爆発的に広まっていきました。

彼の地ではすでに、日本発のクルマ文化であるD1——ドリフトがカー・ガイたちの心を鷲掴みにしておりました。

どちらも猛々しさと華美を極めた世界観が、時代を超えて、国を越えて評価されたのではないでしょうか。

趣味嗜好は人それぞれあるかと思いますが、日本発の文化が海外で評価されているところを見ると、嬉しくなってきます。

今度は何が出てくるのか、来年のオートサロンが楽しみです。

(WS)

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