クルマのタイヤ選び 2

著者:パフォーマ

クルマのタイヤ選び 2

今年もスタッドレスタイヤの販売商戦が始まります。
なぜ季節外れの真夏にこんな話題を?と思った方もいるかもしれません。

スタッドレスタイヤ販売の特色

北海道地域では10月下旬に初雪が降る所があります。
その時期にユーザーが使い始められるように受注、生産、物流を逆算していくと、8月頃から予約受付を開始しなければ間に合いません。

ところが雪の多い年・少ない年があるように、何分天候に左右されるものなので需要の見通しは非常に難しいものがあります。
タイヤの原材料である天然ゴムはいわゆる「生もの」なので、その性質上作り置きして長期在庫にすることは好ましくありません。
タイヤメーカー各社は余剰も不足も出すわけにはいかないので、慎重に生産計画を練ります。

東京では12月に雪が降ることは少ないのですが、年をまたいで2〜3月に大雪が降ることがままあります。
その時期には大抵の地域でスタッドレスタイヤの商戦が終わっているため、慌てて取り寄せようとしても在庫が無くて買えないことがあります。

スタッドレスタイヤ新製品、続々登場

今夏は主要タイヤメーカー各社からスタッドレスタイヤの新商品が続々とリリースされました。
乗用車用だけを見ても、ブリヂストン(BLIZZAK VRX2)、横浜ゴム(iceGUARD 6)、東洋ゴム工業(Winter TRANPATH TX)、日本ミシュランタイヤ(X-ICE3+)、日本グッドイヤー(ICE NAVI 7)の5製品です。
数年おきの商品サイクルで、これほど新製品が重なるケースは珍しいのではないでしょうか?

近年のスタッドレスタイヤの性能は、いかに氷の上で滑らないかということを主眼に置いて開発されています。
特に氷の表面上に浮かぶ水分が、滑る元凶として挙げられます。

この氷上性能で長年、頭一つ飛び出ていたのがブリヂストンでした。
氷上の水分を吸収する「発泡ゴム」の技術と特許を持っていたためです。
他のメーカーは氷を引っ掻いてグリップを確保するために、グラスファイバーやクルミの殻など混ぜ物をするしか無かったのです。

ところが近年、他のメーカーも水分を吸収するゴムの技術を採用してきています。
履き比べをしたことは無いのですが、同等の技術を使用しているのであれば、ブランドによる性能差にさほど開きは無いものと思われます。

ぜひ、お店へ!

来る冬シーズンに備えるため、降雪の有無に関わらずスタッドレスタイヤの購入を今から検討しておいた方が良いかもしれません。
ネットで価格を調べるだけでなく、お近くのタイヤショップやカー用品店、カーディーラーなどにも出かけて、自分のクルマに合うスタッドレスタイヤを探してみてください。

店頭にある什器は、各社性能をアピールするための工夫を凝らした仕掛けが満載なので楽しめます。
過去には拡大レンズでタイヤの表面を見せたり、タイヤと同じ成分のゴムをアルミ板の上で滑らせ、傷つき具合でグリップ性能を訴求したりするものもありました。
果たして今シーズンの新商品群は、どのようなアピールをしてくるのでしょうか?
楽しみです。

(WS)

著者について

パフォーマ administrator

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