クルマのシートが悪いと言う前に

師走となり、年末年始の渋滞情報が気になる今日この頃。帰省や旅行で長距離ドライブをされる方も多くいらっしゃることかと思います。

長時間のドライブで問題になるのが“腰痛”。そして聞かれる愚痴が、「うちのクルマはシートが悪くて…」。

でも、ちょっと待ってください。シートが悪いと言う前に、きちんと座れているのでしょうか?

いくら評判のいい外国製のシートでも、座り方が間違っていては意味がありません。

シートバックを倒してソファーのように寝そべった姿勢だと一見、ゆったり座れているように見えますが、肩甲骨付近と尾てい骨付近に体の重さが集中するため、痛みが発生します。

さらに座面に浅く座ることで腰骨の後ろに空間ができ、姿勢がだんだんと崩れて次第に猫背のような姿勢となります。

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引用元:gazoo.com

人間の腰椎は前方に湾曲している形が自然な状態なのですが、猫背になることで腰椎が後ろ側に反る姿勢になると、腰部の筋肉が緊張し続けている状態となります。

これが腰痛を引き起こす原因となるのです。

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正しい座り方のコツは、いかに身体を座面とシートバックに密着できるか。

背中、腰、尻、太腿がそれぞれシートに正しく接触できていれば、体圧が分散されて身体に無理な力がかかりません。

猫背にならないためには、シートバックをきちんと起こしてできるだけ直立に近い姿勢で座る——いわゆる“アップライト”が基本です。

一度シートバックを倒してから座面に深く座り、シートバックを元に戻すことで腰部までぴったりと合わせることができます。

このように座れば、腰骨の後ろにできた空間にクッションをあてがう必要もありません。

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また助手席も、前後スライドを調整しダッシュパネル(エンジンルームと客室を隔てる壁)に足裏を軽く当てることができれば、足首が疲れません。

ただしエアバッグとの距離もありますので、あまりダッシュボードに近づきすぎないようにしてください。

小職は業務上、色々なクルマの装備を調べるのですが、車種によっては16ウェイや22ウェイといった、細かい調整が可能なものもあります。

とくにランバーサポート機能は、シート腰部の堅さを調整することで腰椎の湾曲を正しく保つことができます。

さらに欧州車によく見られるのが、座面の前端を伸び縮みさせることで座面の長さを調節できる機能。

座面を膝裏近くまで伸ばすことにより大腿部を座面に接触させ、正しい姿勢を保ち疲労を軽減します。

まさに足の長い欧米人ならではの装備ですね。

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このように、できるだけご自身の体にフィットするようシートを細かく調整してみてください。そして、快適なドライブをお楽しみください。

(WS)

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